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実は少ない星野源さんのラブソング その中からおすすめ9曲

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星野源さんといえば、世間の多くの人は「恋」の印象が強いと感じていると思います。

しかし、星野源さんのラブソングってかなり少ないんです。

そんな数少ない星野源さんのラブソングの中からブログ執筆者紺色が厳選しておすすめ曲をご紹介します。

2019年12月に発売されたアルバム「POP VIRUS」で一気に増えたので、まとめなおします!

1.「子供」

「子供」は2010年6月23日に発売された星野源さん1枚目のアルバム「ばかのうた」に収録されています。

年月を経て、子供から大人に変わっていったふたりの、変わり切れない子供の部分を歌った曲です。

星野源さん曰く、この曲は

ホラー

です。

仕事の影も何もなく、同じ部屋で朝を迎えている恋人たち。

大人になりきれないから、冷蔵庫を開けたままちゅーしちゃうし、寝間着のままぼんやり過ごしてしまうのです。

そんなのありえない!

という意味のホラーだそうです。

同じフレーズを除くと、この曲の歌詞は実質九行。

その九行の中に、ありえないほどのラブラブと、子供の延長線上にいるだけの大人が描かれているんです。

ふわふわした歌詞に、優しいメロディ、そして歌い方。

こんなホラーなら大歓迎です

なんか、最近嫌だな、と思った時に聴くとほんわかします。

こんなカップルいたら、うらやましいです。

2.「KIDS(House ver.)」「KIDS」

「KIDS(House ver.)」は、2017年8月16日に発売された星野源さん10枚目のシングル「Family Song」と、2019年12月19日に発売された5枚目のアルバム「POP VIRUS」に収録されています。

House ver.、いわゆる宅録です。

House ver.についてはこちらの記事に詳しく書いています。

【星野源「恋」収録曲】「雨音」はそっと背中を押してくれる曲2017年10月5日に発売された星野源さん9枚目のシングル「恋」 このCDに収録されている「雨音」という曲についての考察や、解釈を...

丁度、ライブツアー「Continues」開催中に作られたこの曲。

とにかく急いで作らなければならず、書いていくと、途中で

「あれ、これ昔書いた「子供」に似てる」

と気づき、タイトルを「KIDS」にしたそうです。

ただ、こちらはホラー感が、「子供」より大分薄まっています。

タイトルが大文字なのも「大人」だから。

「子供」は「子供の延長線上にいる大人」

「KIDS」は「子供の延長線上にいる社会生活をきちんと送っている大人」

というように感じることができます。

歌詞の中にしっかり「仕事」というワードが出てきますし、それゆえの日々の面倒さや空しさ、生活そのものがよく表れています。

休みの日はほぼ家だったり、明日はゴミの日だと知っているけど、掃除機をかけ忘れたり、そんな生活をしていく上での疲れみたいなものが描かれています。

だからこそ、この歌詞の中にいる「あなた」と子供同士のようにからだと心を寄せ合っているんですよね。

極めつけはラスト四行。

悪い夢って人によってはたくさん見ると思うんです。

私もかなり多く見る方ですし、疲労困憊で目が覚めることがあります。

この曲の「ぼく」は、ぐっと息を飲んで、汗をかきながら目を覚ましますが、

「あなた」の背中に頬をつけて、夢を忘れる

んです。

ここにこの曲のラブが凝縮されていると私は感じます。

星野さんはこの曲をラップにしたかったようなんですが、やはり時間がなくて断念したとのこと。

レゲエも感じさせるゆったりとしたシンプルな曲です。

「POP VIRUS」に収録されているバージョンは少し音が足されています。

なのでHouse ver.が取れました。

3.「くだらないの中に」

くだらないの中に [ 星野源 ]
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「くだらないの中に」は2011年3月2日に発売された星野源さん1枚目のシングル「くだらないの中に」の表題曲です。

また、2011年9月28日に発売された2枚目のアルバム「エピソード」にも収録されています。

「恋」と双璧をなす星野源さんの代表的なラブソング、それが「くだらないの中に」です

この曲のCD収録バージョンと、ライブ「YELLOW VOYAGE」バージョンの2種類が公式にYouTubeにアップされているので、聴き比べてください。

星野さんはシングル「知らない」の頃に歌い方を変えました。

CDに収録されている方は以前の歌い方、「YELLOW VOYAGE」の方は現在の歌い方です。

「知らない」より前は、今よりも少しふわっとした感じで歌われていました。

ですが、「知らない」以降は今の声をストレートに前面に押し出す歌い方になりました。

こうして聴き比べてみると、違いは一目瞭然です。

髪の毛の匂いを嗅ぎあったり、首筋の匂いがパンのようだったり

昭和のフォークを思わせる歌詞の通り、以前はふわっとしていたんです。

でも、時を経て、星野さん自身も変わっていきます。

そのふわっと感を少し残しながらも、病気を乗り越えて戻ってきた力強さがあります。

一番最後の

愛が

ここが一番の違いです。

この強調が、今の星野さんの伝えたいという気持ちが強く表れた個所だなぁと私は思います。

優しく、一途で、ふざけながらも真剣なラブソング

歌っている姿もとても素敵ですので、是非上に貼った映像をご覧ください。

2017年2月に「ミュージックステーション」のスペシャルでも披露されましたが、とっても素敵でした。

思い出すだけで良い意味のため息が零れます。



4.「恋」

「恋」のバージョン違いについて

「恋」は2016年10月5日に発売された星野源さん9枚目のシングル「恋」の表題曲です。

また、アルバム「POP VIRUS」にも収録されています。

「恋」に関しては別のエントリーでも考察、解釈をまとめています。

星野源の「恋」と「逃げるは恥だが役に立つ」「恋」は音楽家星野源にとって 「逃げるは恥だが役に立つ」は役者星野源にとって とても大切な、鍵になる作品作品になったと私は思いま...

別のエントリーに書いていないことをここで。

「恋」にはさまざまなバージョンが存在しています。

  • CDに入っている通常版
  • 3回披露された弾き語り版
  • 「おげんさんといっしょ」版
  • ラジオ「Continues」版

通常版以外について書きます。

「恋」弾き語り版

「恋」の弾き語り版は四回に渡って披露されています。

1回は2016年に開催された「ドリームフェスティバル」(通称・ドリフェス)で披露されました。

このフェスでは、星野さんは全曲弾き語りでの参加でした。

残りの2回は「星野源のオールナイトニッポン」での披露でした。

(星野さんはオールナイトニッポンでそのうちの2回披露していたことをどうも忘れていた模様)

オールナイトニッポンはもちろん、残念ながら再放送はありません。

「ドリフェス」も、CSのテレ朝チャンネルでしか見るチャンスがなく、視聴環境の整っていない方も多くいました。

聴きたい、という声は大きいものの、聴くチャンスがなく、聴いたことのある私も、みんなが聴くことができたらいいな、と願っていました。

やきもきしていたら

「ドラえもん」の初回盤に付属している「VI VI VIDEO」に収録される

との発表がありました。

聴くことができないままいたファンはもちろん、私のように既に聴いていた人も大喜びです。

「ドラえもん」だからこそ、テレビ朝日との絡みもよく、収録できたのかもしれません。

この曲は、指で弾いています。

テンポはスロー。

ゆったりまったりと進んでいきますが、目の覚めるようなアウトロの技巧。

心地良く、気持ちよく聴いていたら、やがて流れてくる、ギターの濁流。

まさしく、「恋」のどうしようもなくとめられない感情を表しているのではないかと感じました。

「逃げるは恥だが役に立つ」の平匡さんの感情は、こちらの弾き語り版に近いのかな、と私は想像しています。

【追記】

2018年7月31日の「星野源のオールナイトニッポン」内「2時間生演奏! 星野源 弾き語りライブ in いつものラジオブース」で披露された弾き語りの「恋」が星野源さんのイヤーブック「YELLOW MAGAZINE 2018-2019」に付属される「YELLOW DISK」に収録されます。

【星野源イヤーブック】YELLOW MAGAZINE 2018-2019まとめ【イエマガ・イエパス】星野源さんのイヤーブック「YELLOW MAGAZINE 2018-2019」(イエマガ)と会員サービスYELLOW PASS(イエパス)等についてまとめています。...



「恋」「おげんさんといっしょ」版

このバージョンは、2017年5月にNHKに生放送された星野源さん初めての冠番組「おげんさんといっしょ」で披露されました。

放送されていた時間が夜だったこと、普段のバンドメンバーと若干違うということで、こちらもゆるいテンポですすむ、心地よい「恋」でした。

ドラムスが林立夫さん、ベースが細野晴臣さん。

そして、お父さん(高畑充希さん)、長女の隆子(たかしこ・藤井隆さん)がダンスをしていました。

「恋」はテンポをもう少し落としたアレンジだったそうです。

でもなんだかしっくりこなくて、どうしたものかと悩んでいた時

テンポ上げたら良いんじゃないの!?

と、(お手洗いで)思いついてテンポを上げてみたら、しっくりきたそうです。

なので、元々の「恋」はこんな感じかもしれませんね。

「恋」ラジオ「Continues」(「YELLOW DISK」)版

このバージョンは、2017年8月22日「星野源のオールナイトニッポン」番組内で開催されたラジオライブ「Continues」の中で披露されました。

また、2018年3月に発売された星野源さんオフィシャルイヤーブック「YELLOW MAGAZINE 2017-2018」付属「YELLOW DISK」にも収録されています。

上記「おげんさんとういっしょ」版に似ていますが、こちらの方がテンポが速いです。
こちらはドラムスが伊藤大地さん、ベースが伊賀航さんです。

以上、通常版を含め、4つのバージョンがあります。

どの「恋」も良いですし、どの「恋」もダンスにぴったりです。

バージョンによって、している恋のタイプの違いを想像するのも、楽しみ方のひとつです。



5.「Nothing」

「Nothing」はアルバム「POP VIRUS」に収録されています。

スローでメロウなサウンドに、大人の雰囲気しかない美しい歌詞が並んでいます。

「夜を看取る」というパワーワードから、大人のカップルの夜を想起させる歌詞、世界観が広がっていきます。

この曲には幸せと不安が同居しています。

愛し、愛されているのにどこかさみしくて、なんだか空しい。

相反する気持ちが一曲の中で堂々巡りしているのは、この世の人間関係に「永遠」というものが存在しないからではないでしょうか。

思い合ったとしても、いつか終わりがかならずきます。

破局という終わりもあるでしょう。

それだけではなく、命が尽きたら、ずっと幸せだったとしても必ずそこで一度は終わってしまいます。

幸せで、愛し愛されているからこそ、終わりの日をどこかで意識せざるを得なくなります。

そういう、どこかさみしくてむなしい、何もないという気持ちがあるからこそ、幸せをより大きく感じ、相手を大切にできるのかもしれません。



6.「肌」

「肌」は2017年8月16日に発売された星野源さん10枚目のシングル「Family Song」に収録されています。

この曲に関しては別のエントリーでも触れています。

「ばらばら」から「肌」そして「コウノドリ」へ星野源さんの初期の代表曲に「ばらばら」という曲があります。 かなりドロドロした感情を抱えていた時に起こった恋愛に関する問題。 そりゃ...

「肌」はCMソングで、CMで先に公開されました。

商品は「ビオレu」というボディソープ等のラインナップです。

ビオレuは家族向けのブランドで、CMの雰囲気と合わせると、

子供と触れ合う家族の曲

に聴こえるんですが、そのCMのイメージを頭から取り除いて歌詞を見聞きすると、

悩ましい男女の色っぽい曲

にも聴こえてきます。

まさしく、星野マジックのダブルミーニングと言って良いと思います。

あくまでも星野源さんはこの曲は「親子の触れ合いから着想を得た」とおっしゃっていますので、それを念頭に置いて、以下をお読みください。

恋人同士の仲が深まったり、想いが募ってもなかなか会うことができなかったり、すれ違ってしまったり。

そんな切ない時に

相手とひとつになれたらいいのに

という気持ちが湧き上がってくることがあると思います。

でも、所詮は他人同士。

どう頑張ったってひとつになることはできません。

でも、ひとつになれないからこそ、他人である恋人への想いは募るし、尊重することができます。

ひとつにはなれないから、せめて触れ合って君のことを知りたい

切なくて、ちょっと苦しい恋をしている方におすすめです。

心がふわっと軽くなるかもしれません。

サウンドは「桜の森」「Snow Men」の流れを汲むものになっています。

日本では聴かないドラムのライン、楽器が好きに鳴っているのにそれでいて、しっかりまとまっているところに、この曲らしさを感じます。

星野さんは

この曲がCMでお茶の間に流れたことが嬉しい

と、おっしゃっています。

私もそう思いましたし、いつかこういう曲がシングル表題曲になるといいな、と願っています。



7.「布団」

「布団」は2011年9月28日に発売された星野源さん2枚目のアルバム「エピソード」に収録されています。

この曲も家族と解釈できますが、恋人同士とも解釈することができます。

一緒に暮らしているので、結婚したもの同士とも解釈できますが、私は同棲しているカップルという印象を受けます。

寝坊をしています。

しかも、一回ではなく、何度もです。

朝起きられないって色々な原因があって、ただの夜更かしによる自己管理の甘さからくる寝坊だけではないんです。

ナルコレプシー(過眠症)、起立性低血圧(立ち上がる時に血圧が一気に低下してしまうため、立ち上がったり起き上がったりすることが難しい、特に朝)など、様々な原因が考えられます。

なので、ただの良くない寝坊とは言い切れないんです。

恋人に限らず、出かけた人が帰って来なかったらどうしようと思うことはあると思います。

でも、自分が朝起きられなかったから、ますますその不安に駆られるわけです。

最後に会ったのは少なくとも寝る前ですからね。

起きられなかった分、健気に色々頑張ろうとしているのも、かわいらしい点です。

決して寝坊していることを開き直っている訳ではなく、後悔し、反省しています。

最後の最後、が気を取り直して頑張ろうとしたところで、玄関が開きます。

相手が一時的に帰ってきた歌い手の表情を想像するのがとても楽しいですし、まさしくムズキュンです。

もう、本当にかわいいラブソング。



8.「Pair Dancer」

「Pair Dancer」はアルバム「POP VIRUS」に収録されています。

後述する「POP VIRUS」が広い意味での愛を歌っているならば、こちらは狭い意味での愛、恋愛を歌っています。

「Nothing」同様、この曲にも確固たる愛がありますが、明るくてポップ! な曲ではありません。

ネガティブなワードから、この曲に出てくるふたりが、息苦しくて生きづらい現代の日本に生きていることがよくわかります。

このふたりも「何もかも間違えて」手をほどいても、また繋いで歩いているんですよね。

ふたりの間に愛が流れているからこそ、「別つこと」があっても、繋ぎ直せるんです。

サビはプロポーズを想起させますが、誓いの言葉としてというよりは、常日頃からそう思っているよ、というふうに感じます。

この曲を聴いていると素敵、という言葉ばかりでてきて、語彙力を紛失してしまいます。

(いつものこと)



9.「Pop Virus」

「Pop Virus」はアルバム「POP VIRUS」の表題曲です。

「Pop Virus」には今までの星野さんの楽曲には出てこなかった

愛してる

という言葉が出てきます。

そのワードからこの曲を恋愛という意味でのラブソングととらえている方が多くいましたが、私は最初から

「この曲は恋愛の意味ではないラブソング」

と思っていました。

それを確信したのはMVを見た時です。

この電車の中には、見た目も背景もばらばらな人達がたくさん乗り合わせています。

そのド真ん中を星野さんがラフな格好に色眼鏡をかけて歌いながら歩いています。

ポップウイルスという言葉は星野さんが敬愛してやまない川勝正幸さんが使っていた言葉です。

このMVを見ると、文化や音楽をはじめとして芸術作品に、メインもサブもなくて、ただただ真ん中にそれらがあって、それら(君)を「探してる」「愛してる」と受け取ることができます。

愛してるという言葉がピンときていないと星野さんはかつて言っていました。

そんな星野さんがアルバム「POP VIRUS」で愛という言葉をよく使っているのは

「好きだけでは言い表せなくなったから」

だそうです。

だから、「Pop Virus」は色々な意味を持った、ただ恋愛を歌っただけのラブソングではないと思います。

が。

これを恋愛のラブソングだと仮定して聴くのも良いと思います。

聴き手の自由です。

私の場合、恋愛方向に解釈しようとすると、大きな照れがやってきて、「うわああっ!」となります。

甘い、甘すぎる!(褒めている)



紹介したいラブソングが増えたら書き直します

「POP VIRUS」が発売されたことを受けて、この記事を見直し、曲を入れ替えました。

今後もラブソングが発売された場合、今回のように加筆修正する場合があります。

「POP VIRUS」では様々な愛が歌われましたが、今後この「愛」がどのように変化していくのか、とても楽しみです。

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ABOUT ME
紺色
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ただの星野源さんのファン。 2016年5~6月頃から。 一方通行に感想、情報、お役立ち等を発信中。 それ以上でも、それ以下でもありません。 くせはすごめ。