ライブに行くことを「参戦」ということが主流になっている昨今。
結論からいうと、私・紺色は、「参戦」という言葉を使うのを大分前にやめました。
どうも、「星野源さんに一方通行」管理人の紺色(@128128)です。
今、かなり話題になっているハマ・オカモトさんのツイートから、紺色自身のこの言葉に対する考えをまとめます。
あくまでも紺色の個人的な考えであり、皆様に強制することはありませんし、この言葉を使うのもありだと思っています。
この先の閲覧は自己責任にて、お願いします。
目次
ハマ・オカモトさんについて
ハマ・オカモトさんってどんな人?
ハマ・オカモトさん(以下・ハマくん)は1991年3月21日生まれのベーシストで、OKAMOTO’Sのメンバーです。
2013年、当時22歳にしてフェンダー社と日本人ベーシストとして初めてエンドースメント契約締結をしました。
お父様はダウンタウンの浜田雅功さん、お母様は小川菜摘さん。
ご両親とは別の道に進み、大活躍している若手ベーシストです。
「おげんさんといっしょ」第二回では、ベースのアレンジがビシビシ効いていて物凄くかっこよかったです!

星野源さんとハマくんの関係
2012年より、星野源さんの楽曲に参加するようになり、今までにレコーディングに参加した曲は以下の通りで、なかなか多いです。
「もしも」「乱視」「彼方」「季節」「ダスト」「Crazy Crazy」「Night Troop」「SUN」「Week End」「時よ」「恋」「Drinking Dance」「プリン」「ドラえもん」
星野源さんのライブでは基本的に伊賀航さんが帯同することが多いのですが、たまにハマくんの時があります。
そんなハマくんの提言「参戦って言うのやめない?」
発端はこのツイート
発端はこちらのツイートです。
もういい加減"参戦"って言うのやめない?
— ハマ・オカモト (@hama_okamoto) September 2, 2018
発端と書きましたが、これ以上の言及はありません。
少しリプライしていたくらいです。
前後のツイートやRTとも関連していないので、ぼそっと考えをツイートしたものと思われます。
波紋を呼んでしまう
ハマくんは、何に対して「参戦って言うのやめない?」と言ったのか、このツイートには書かれていないのでわかりません。
でも、読めばこの参戦が「ライブ」にかかってくるのは容易に想像することができます。
同意のリプライが殺到しているのでは、と思ってリプライ欄を覗くと、否定の意見がずらり。
また、どうして参戦という言葉を使っているのかというツイートもたくさん見られました。
「ライブ」に「参戦」という言葉を使いたい人
参戦という言葉が使われるようになったきっかけ
いわゆる「夏フェス」やお客さんも激しく動くような「ロック」の方向で使われ始めたようです。
紺色が20年くらい前(今書いて月日の流れにゾッとしました)にライブに行った時も誰も参戦なんて言ってませんでした。
(今の時代にあてはめると「参戦」という言葉が相応しいと思われるロック系のバンドです)
過酷な「夏フェス」や「ロックのライブ」はそもそもライブ自体がまるで戦のよう、らしく、そこから派生して広まったのではないかと考えられているようです。
ですが、はっきりとした派生元は不明です。
ライブは戦、らしい
ライブに「参戦」という言葉を使っても良いでしょう、という人達の中にあるのは、
ライブは戦、戦い、戦争である
という考えです。
チケット「争奪戦」を潜り抜け、スケジュール調整をし、仕事や学業、家庭生活との折り合いをつけて、「参戦」する。
ライブ会場で売られているグッズを買うことができたらそれはグッズ「争奪戦」に「勝利」した結果の「戦利品」
こういうことのようです。
また、前項に書いた通り、ライブ自体が激しくて、まるで戦のように消耗する、熱くなるから「参戦」という意見も多くあります。
「ライブ」に「参戦」という言葉を使いたくない人
そもそもライブって戦、戦い、戦争なの?
紺色はかつて見に行ったライブって戦、戦いだったのか、と考えたら答えはNOです。
ミスチルや星野源さんといった大物から、市民会館規模のライブも行きましたが、いずれも紺色基準で戦いという言葉が当てはまるようなライブはありませんでした。
ライブハウス未経験だからかもしれません。
「Live Tour Continues」に2公演行くことができましたが、そこにあるのは「楽しい」と「感動」であり、「戦い」の要素はゼロです。
確かに、激しいライブは「戦い」「戦」と呼ぶに相応しいかもしれないけど、そうじゃないライブの方が圧倒的に多いと思います。
「参戦」という言葉の意味を調べて驚く
さん せん [0] 【参戦】
( 名 ) スル
戦争に参加すること。三省堂 大辞林
参戦という言葉の意味は「戦争に参加すること」たったひとつです。
ライブに参戦という言葉を使いたくない人の大きな理由がこれだと思います。
紺色もそうです。
紺色の中の戦争という言葉の意味は、武器が使われ、多くの人の身に危険が及ぶというものしかありません。
紺色が「参戦」という言葉を使わなくなった理由
紺色も、違和感を覚えながら参戦という言葉をかつて使っていました。
他に相応しい言葉が見つからず、人と違う言い方をしても通じないだろうし、まぁいいや参戦で、という感じでした。
参戦という言葉の中にある戦が「戦争」のみを指すこと、知らなかったというのもあります。
でも、使うのをきっぱりやめました。
きっかけは、音楽やお芝居等のエンターテインメントではなく、まったく別の方向からの言葉でした。
インタビュー記事を読んでいた時のことです。
勝負事の記事だったので、「戦い」に関する話になっていき、その過程で答える側が「参戦」ではありませんが、戦争を想起させる言葉を使い、訂正するという内容がありました。
それを読み、
「やっぱり、ライブに行くこと、見ることを参戦っていうのはおかしいなぁ」
と思って使うのをやめました。
「Live Tour Continues」は楽しいとか、幸せとか、そういうポジティブな感想や思いしかないですし、星野源さんを始めとした演奏しているメンバーの皆様や、隣や前後に座ってるお客さんと戦争をしているわけではありません。
ただ各々が自由にライブを楽しんで、踊っているように感じました。
思い返してみても、「ライブを見る」という点においては「参戦」は当てはまらないんじゃないかな、と感じます。
今回、更に深く「チケット争奪戦」「グッズ戦利品」等の言葉についても考えました。
これらについては、紺色はこういう言葉をこれからも使うと思います。
チケットはある意味「取るか取れないか、見えない誰かと奪い合い」で、グッズもまたそうです。
つまり紺色の中の結論としては
- 「ライブに参戦」は使わない
ライブで誰かと戦争するわけではないし、楽しい場所に戦争という言葉がそぐわないから - 「チケット争奪戦」等は使う
「チケット取れた人」「取れなかった人」に分かれてしまうから
です。
【結論】言葉の使い方は人それぞれだからあまり怒らない気にしない
・言葉の使い方は自由という意見もわかる
・そもそも参戦の意味は「戦争に参加する」だけ
自分の好きな人が、自分の中のポリシーを否定するようなことを発信したら、グサグサっと突き刺さる人が多いと思います。
星野源さんがかつて「こじらせ女子はすげー嫌い。ダサい」「人見知りだと思うことをやめた」と発言し、いくらかファンが去っています。
さすがに今の星野源さんは「すげー嫌い」みたいなことは言いませんが。
この発言から数年経ちますが、しばらく尾を引いたせいなのか、星野源さんは何かこれに近い発言をする時には、「自分個人の考え」「自分のこと」ということを言うようになった印象があります。
(紺色は「こじらせ」は「逃げ恥」の平匡さんのように、恋愛に奥手でこと恋愛に関しての考えがこじれすぎる人のことだと思っておりました。
特に原作の平匡さんのこじらせせっぷりときたらはんぱなく、紺色は萌えまくりました)
言葉の使い方は、誰かを傷つけなければある程度自由だと思います。
「ライブは戦じゃ!参戦という言葉を使う!」
「ライブは戦争じゃないから参戦という言葉は使わない」
どっちも良いと思います。
ハマくんのツイートを見て、色々と調べたりよく考えた結果
「私はこれからも参戦という言葉は使わないでおこう」
と、紺色は思うのでありました。