大阪北部を震源とした地震で被災された皆様に、お見舞い申し上げます。
また、亡くなられた方に哀悼の意を表します。
被災地の一日も早い復興、地震の終息を祈っています。
当ブログ執筆者は東日本大震災の時に自宅避難をしていました。
【追記】
先日西日本を大変な豪雨が襲いました。
そこに追い打ちをかけるように台風21号、北海道での震度7の地震が発生しました。
被災された皆様にお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方に哀悼の意を表します。
被災地の一日も早い復興を祈っています。

筆者自身の経験を踏まえ、地震災害時の自宅避難に関することや防災グッズ等についてまとめてみます。
他のページもですが、このページも商品紹介にはAmazonアソシエイト等を利用していますので、ご了承ください。
災害の真っ最中や直後はAmazonマーケットプレイスで防災グッズがかなり値上がりしているので他の通販サイトと比較した方が良いです!
目次
避難したいけど……
避難所満員で避難できず
筆者はぎりぎり津波の来なかった地域に住んでいましたが、避難所に行ってみると津波で被災した方や自宅の状態が良くない方で埋め尽くされて避難できませんでした。
当時の住まいは頑丈にできていたので、筆者家族は避難所の利用をしないことに決めました。
ですが、皆様は無理をしないで!
フィギュアスケートの羽生結弦選手が避難したことを責める声がありましたが、彼の住まいも確かライフラインが酷く寸断されるような被害を受けているので、そんなことを言われる筋合いは一ミリもありません。
迷わず避難したい方はしてください!
自宅避難
自宅避難と言っても、ただ自宅にいるだけ、です。
避難していない=被害は軽い
とどうしても思われがちなので、敢えてこの言葉を使っています。
建物無事でも、ライフラインは全滅、家具や家電等は相当いってしまったので、文字通り避難所に避難しなかっただけです。
備えは地震が来る前に
配給? 支給? そんなものありません! と考えてください!!
テレビをつけると、避難所での配給や物資の支給の様子がよく映っています。
これらは特に被害の大きな地域だけ
なんです(東日本大震災時、筆者の周りでは)
筆者家族が配給を貰えたのは一度だけ。
情報収集のため向かった役所でたまたまパンの配給があった時だけです。
なので、テレビでは一部しか報道されないし、鵜呑みにしてはならないと改めて学びました。
やはり備えは災害が起こる前にというのが基本です。
ゼロから100まで役所やボランティアがやってくれるわけではなく、大きく家をやられたりということがなければ、何もしてもらえないことの方が多いです。
地震自宅避難経験者おすすめの防災グッズ
火を使わない灯り
ろうそくやアロマキャンドルがあれば、というのは、強い地震では絶対に無理です。
筆者家族は余震が多すぎて火を使うのは心理的に絶対に無理でした。
消費電力の少ないLEDのライトを必要最低限で使っていました。
デンタルリンス、洗口液、洗口不要ハミガキ
↑すすいだ後に歯を磨くタイプ
↑子ども用すすいだ後に歯を磨くタイプ
↑すすぐだけのタイプ
↑シートタイプのハミガキ
実際筆者がこの中で使っているものは一番上のデンタルリンスだけですが、色々と調べて載せてみました。
断水すると、歯を磨く時の水さえも惜しい状況になります。
筆者が使っているこのデンタルリンスはすすぎ不要なので、歯ブラシを洗う最低限の水があればOKです。
お子さん用の優しい味のものももちろんあります。
いずれも発砲しないので、歯ブラシを洗うこと自体もかなり楽です。
歯ブラシを洗うのも困難な方はマウスウォッシュを。
ただ、マウスウォッシュだけでは虫歯は防げないと思いますので、超その場しのぎではあります。
ドライシャンプー
こららは髪にスプレーをして、頭皮や髪に馴染ませるタイプのものです。
以前は上のものだけでしたが、最近では種類がたくさん増えてきていますので、「ドライシャンプー」で検索してみてください。
こちらは一本でシャンプー、コンディショナー、トリートメント等ができるオールインワンタイプ。
水は使えるようになったけど、あまりたくさんは使えない、という方に。
ロレアル、サボリーノともに他にも種類があります。
筆者はロレアルの方を愛用していますが、普段使いとしても非常に楽です。
使い心地は普通です。
個人の感想です。
モバイルバッテリー
こちらは実際筆者が使用しているものです。
防災目的だと容量がもっと大きいものの方がよいかもしれません。
ライフラインの復旧は時間がかかる場合があります
筆者の地域は津波は来ませんでしたが変電所がやられたので、電気の復旧に一週間以上かかりました
無計画にスマホを使って、いざという時に電池切れとさせないのが重要です。
【追記】
台風21号で20時間ちょっと停電の憂き目にあいましたが、非常に役立ちました!
私はこの時間、この充電パワーで十分にしのぐことができ、情報収集も常にできていました。
ただ、これが東日本大震災の時のように1週間となると当然無理なので、買い足しを検討中です。
電気ケトル
使っている方多いと思いますが、一応ご紹介。
プロパンガスの復旧は割と早いんですが、都市ガスだと普通に一か月以上かかります。
お水も比較的手に入れやすいです。
ライフラインで一番復旧が早いのが電気なので、電気ケトルは重宝しました。
食料
とても美味しいです!
びっくりしました、非常食の進化凄いです。
地震自宅避難経験者がいらないかもと思った防災グッズ
ろうそくやアロマキャンドル
夕方以降の灯りとしての利用は上記の通りあまり勧められません。
いつ大きな余震が来るかわからないので、咄嗟の行動ができるのか不安があって筆者家族は一度も使いませんでした。
ただ、揺れの来ない災害や、電力会社等が原因の停電の時は有効かと思います。
カセットコンロ
これも上と同じ理由で一度も使いませんでした。
筆者の住まいのガスが復旧したのはおよそ四週間後でしたが、本震に迫る余震が来たりしたのでガスを使うのがとても怖かったです。
使えるけど怖くて使えない
カップラーメン
カップラーメンだけでなく、火を使わないと食べられないもの全般です。
上で紹介した電気ケトルがあれば水道と停電復旧後すぐに食べられるようになりますが、電気ケトルがないとどうにもなりません。
水を入れるだけでも食べられるようですが、最初はそれで我慢できても、数日経過するとつらくなってきます。
だって、人間だもの。
ただしカップ麺もものによっては役に立つ
https://www.buzzfeed.com/jp/hiroshiishii/tsumetaidonbei?utm_term=.asv1mxx6rD#.guN1MRRBZK
どん兵衛のキャンペーン関連で色々調べていたら、このようなものを見つけました。
上に書いた通り、水でも食べられるというのは知っていましたが、どん兵衛はなかなか美味しいとのこと。
作るのに1時間かかると書いてありますが、逆算して仕込むだけなので、タイミングのあう時に食べてみるのは良いかもしれません。

きつねうどんだけではなく、天ぷらそばも美味しいそうです。
寧ろそっちの方が美味しいという意見もあります。
Twitterの遣い方について
被災している人へ
タイムラインに載っている公式じゃない個人のアカウントが流している情報は、いくらRTやいいねがついていても、
絶対に最初はこれは違うと疑ってかかって
ください。
実際、2018年9月6日に北海道で発生した地震に関連して、事実無根の断水デマツイート「〇〇時に断水になる」等が拡散されました。
RTしている人たちは、良かれと思ってやっていて、情報元の確認をしませんし、なかなかできません。
(断水自体は起きてしまう可能性が高いので、そんなツイートに関係なく風呂場等に水を十分に張っておくことが重要です)
実際、北海道に住んでいる知り合いが、何が正しいのかわからなくて困っていると言っていました。
星野源さんでは、楽曲「Crazy Crazy」のドラムを担当している凛として時雨のピエール中野さんが、公式のニュースや災害を伝えるアカウントをリスト化していらしゃるので、是非こちらをご活用ください。
災害情報のアカウントをリスト化してるので、お役立てください。 https://t.co/DIap2ZRtSM
— ピエール中野 凛として時雨 (@Pinakano) September 5, 2018
普通のタイムラインは見なくていいです。
被災していない人へ
上にも書きましたが、今あなたがRTしようとしているツイートの内容は、正しいものですか?
脊髄反射で良かれと思ってRTするのではなく、しっかりと内容を調べたうえで間違いがない、迷惑がかからないと確実にわかるものだけをRTしてください。
余計な誤情報は被災している人たちの足を確実に引っ張ります!
普通の状態であれば、被災している人たちも判断はつきますが、異常事態です。
つい物事を大きく受け取りがちになってしまいます。
その辺りをよく考えて発信をお願いします。
東日本大震災の時、友人宅の井戸水が勝手に大量に持ち出されるということがあったんですが、どこからか「あの家の水は持っていっていいらしい」という事実無根の話を流されたそうです。
ツイッターでもそんなことが起きているかもしれません。
一番大切なのは思いやりかもしれません
筆者は東日本大震災当時、集合住宅に住んでいました。
少し特殊なものだったので、住人同士のやり取りがしょっちゅうあり、それが幸いしました。
普段から関係が良好だったので、スーパー情報や電気を貸してくれる場所情報など、それぞれが知りえた情報をとにかく交換して生活しました。
またある時は、歩いていると見ず知らずの方に「向こうで野菜売ってるよ!」と教えていただいたこともありました。
こういうことってとても大切だし、温かみを感じました。
大阪やその周辺にお住いの方、西日本豪雨、台風21号、北海道地震の被災地にお住いの方は今はとても大変だと思いますが無理をせず、頑張りすぎずに過ごしてください。
地震の揺れで具合が悪くなったら、深呼吸を何度かして、ゆっくり水を飲んでください
頼れる人がいたら頼ってください。
愚痴を聞いてくれる人がいたら零してください。
音が怖い場合は緊急地震速報の音を切っても良いです。
実際筆者は切っています。
絶対に無理をしないでくださいね
何か気づいたことがあったら追記します。